こんにちは!
刺繍のFilagile 西本ミアです。
初個展、無事終了しました!
グループ展に参加したことはあったのですが、個展の開催は初めてでした。
グループ展と違って、何から何まで自分でやらなければならない個展はなかなか大変です;;
色々調べたり、経験者の方に話を聞いたりして準備はしていたのですが、「あれやればよかったな」「これはやっておいたよかったな」という事がいくつかあったので、まとめます。
自分の備忘録の為にも笑
個展をされるアーティストの方の参考になれば幸いです。
紙刺繍の初個展でやってよかったこと
DM設置
今回東京での個展だったのですが、私の拠点は愛知県です。
その為、事前に東京でDMを設置することは難しくて;;
でも、前日搬入前・搬入後、当日朝(!)に行けそうな所にDMを置いてもらいに行きました。
めちゃくちゃハードスケジュールでしたが、来場いただいた方で「DMを見て来た」とおっしゃる方がいて、頑張って動いてよかったなぁと思いました^^
ネット社会の今日、「今どきDM?紙の?」と思うかもしれませんが、DMは絶対作ったほうが良いです。できれば画材屋さん、文具屋さん、ギャラリーなど設置してくれそうなところに配って周るのがおすすめです。
お店に頼むときは丁寧に!
個展は東京で開催しましたが、地元のギャラリーなどにも置いてもらいました。
地元からわざわざ東京に行く人は少ないかもしれませんが、「こういうことやってますよ」のアピールにもなります。
直接個展への来場に繋がらなくても、知ってもらえるきっかけになります!
DMに連絡先・SNSアカウントの記載
DMを置いてもらう時に、「連絡先が書いてないものは設置できないんです」というお店もありました。
ギャラリーの連絡先が書いてあればOKですが、できれば自分の連絡先・SNSアカウントを記載しておいたほうが良いと思います。
何かあった時に直接連絡が来た方がスムーズだし、個展が終わった後もDMを渡しておけば、「SNSあるんだ~」なんて流れで作品を見てもらえるかもしれません。
SNSのアカウントを載せるときは、QRコードや検索ワード(@以降など)を載せるのがおすすめです。
よくSNSのリンクだけを載せている名刺を見かけるのですが、よほど興味のある方しかまず検索はしないと思います。
慣れている方なら、リンク後半のアルファベットを入力すれば検索できると分かるのですが、ご年配の方だと伝わらない可能性があります。
オシャレさやデザインも大事ですが、できるだけ分かりやすくするのがおすすめです。
作品制作の工程を書いた紙を用意した
これは個展中に制作方法や、「これは何?」と聞かれることが多かったので、途中で作成して会場に貼りました。
思ったより真剣に見てくださる方が多くて、思いついてからすぐ実行できてよかったと思いました^^
外国の方がいらっしゃるような場所で個展をする場合は、英訳を付けるのもおすすめです。
詳しく工程が書けない方は、作品ができていく様子を写真に撮って、パラパラ漫画みたいにしてもおもしろそうですね♡
「OPEN ご自由にご覧ください」等の案内をドアに貼った
これも途中で「あったほうが良いな」と思って、急遽コンビニで印刷しました。
日中はほぼドアを開けていたのですが、「見てもいいですか・・?」と恐る恐る入ってくる方が多くて(泣)
こちらは全然ウェルカムで、寧ろ来てくれてありがとう~~~♡って感じなんですが・・笑
いきなり知らない所に突然入るのはハードルが高いのかなと思って、用意してみました。
遠くからでも見やすいように、A4サイズで大きめの字にしました。
「ご自由にご覧ください」の他に、「OPEN」「本日最終日〇時まで」も一緒に印刷して、入り口のドアに貼りました。
ウェルカム感を出すために、ドアも開けっ放しで。
「本日最終日」は画廊などで見たことがあるし、「今日までしかやってないんだ!」と思って来場いただいた方もいらっしゃったかもしれません(*^^)v
季節もの以外の作品も持っていく
季節もののカードをメインに作って持って行ったんですけど、「他のデザインはないのですか?」と聞かれて定番の紙小物も陳列しました。
バースデーカードやノートなど、無事お買い求めいただけました◎
ありがたいです。
実は梱包する時に、持っていくべきかどうか迷ったんです。
今回は季節ものメインだし、いらないかな~と置いていくところでした。
危なかった;;
観光客など海外の方がいらっしゃる場所で開催する場合は、季節が外れていても和柄、富士山、桜、花火など日本っぽいモチーフの作品があれば持っていくのがおすすめです。
紙小物はできるだけ一つずつ見えるように展示
額装はピクチャーレールで壁掛けだったのですが、カード類はスタンドのようなものに入れて並べました。
最初はカゴか何かに置こうかなと思ったのですが、スタンドの前でどれにしようか見比べているお客様を見て、スタンドにして良かったと感じました。
スタンドは高さがあるので、目の高さに近くなるんですね。
実際に使ってみて、作品を見てるお客様を見て改めて気づきました。
スタンドに並べることによって大体のデザインが分かるので、商品が傷つかなかったのも良かったです。
個展ってやってみたいと分からないことがたくさんあります;;
壁にビニール紐を貼って、高さの目印に
ピクチャーレールは自分で付けなければならないので、高さを統一するために最初に測ってビニール紐で印をつけました。
残念ながら写真を撮り忘れてしまったのですが、
①壁の横幅より少し長めのビニール紐(他の素材でもOK)とマスキングテープを用意する。
②壁の端で、床からの高さを測ってマスキングテープで紐を貼る。
③もう片方の壁の端で、②で測った高さと同じ高さの所に紐を伸ばして、マスキングテープで貼る。
④額の中心に紐が合う高さにワイヤーを合わせて展示していく。
⑤全部展示したら、ビニール紐を外す。
このやり方でやると、簡単に額の中心線を合わせることができます。
壁にマスキングテープを貼っていいか確認してから試してみてくださいね。
作品を飾る時に上になり過ぎないようにした
私の作品は特に細かいので、作品の位置が上になり過ぎないように注意しました。
「位置がどのあたりがいいか分からない」という方は、作品を一つ飾ってみて、遠くから見てみると良いと思います。
全部飾ってから修正するのは大変なので・・・
横幅は、壁の幅・額の幅の合計から事前に計算しておくのがおすすめです。
目分量でもアリかもしれませんが、細々調整するのが意外と面倒です;;
ショーウィンドウに目立つ作品を展示した
道路に面した壁がガラス張りだったので、外から見えるようにいくつか作品を展示してみました。
ガラスのすぐ近くに展示したので、近づいて見てくださる方、じっくり見てくださる方、作品に興味を持って中に入ってくださる方、など展示をしているアピールと紙刺繍を知っていただけるきっかけになったと思います。
外で作品を見ている方にお声かけして、中の展示も見ていただいたという出来事もありました。
全日在廊した
在廊しなければならない会場だったためという事もありますが、全日全時間在廊しました。
体力的には確かに大変でしたが、自分の作品を見た方の感想を聞いたり、反応を直に感じることができて本当に貴重な体験になりました。
また次の個展や展示に活かせそうです^^
在廊中にずっと座っているのもキツイなと思い、作品を作っていました。
こういう時、紙刺繍は道具が少ないので助かります。
ショーウィンドウから見える位置で作っていたので、「何作っているんだろう~」と目を向けてくださる方も多かったです。
作りかけの作品や、道具を見てもらうこともできたので、説明もしやすかったです。
紙刺繍の初個展で失敗したこと
什器・備品の再確認をすればよかった
ギャラリーのホームページに、「机〇台、椅子〇脚」と貸し出ししてもらえる備品など記載があると思いますが、記載通りに会場にあるか事前に確認するのがおすすめです。
思っていたのと大きさが違ったり、会場の大きさの関係で最初に予定していたレイアウトから変更したりすることがありました。(今回の場合は、結果的に展示場所が増えていい感じになったので良かったですが^^)
軍手を忘れた
持っていくのをつい忘れてしまったのが軍手です。
ピクチャーレールを触ったり、金づちを触ったりすることもあるので、安全のために持参しましょう。
マスキングテープの予備を持っていけばよかった
目印など何かと使ったマスキングテープ。
ピクチャーレールに吊るすとどうしても額が前に倒れてしまうことがあるんです。
その為、会場によってはガンタッカー(ホチキスみたいなもの)でワイヤーを壁に留めるのですが、今回の会場は壁に傷を付けることが不可だったので、その代わりにマスキングテープで留めていました。
どんどん無くなっていくマスキングテープ笑
買いに行けば済む話ですが、時間もないし、疲れてるしで行けず、何とかギリギリ足りました。
予備大事です!
作品を作ろうと思って、色々材料を持って行ったけどほぼ使わなかった
今回は全日在廊をしていたので、夜や午前中に時間あるな~と思って色々材料を持って行ったのですが、ほぼ使わなかったです笑
疲れすぎて休んでいたり、追加の掲示物を作ったりしていたのでそんな時間はなく・・・
荷物は必要なものを最小限に!ですね。
英語のプロフィールを作っておけばよかった
頭の中を掠めていましたが、すっかり忘れていた英語のプロフィール。
会場に外国の方がいらっしゃって、「ハッ!」と思い出しました;;
早速夜に作業して、次の日から英語のプロフィールも掲示しました。
時間をロスしてしまったので、個展前に作って印刷して持っていけたらよかったです。
紙刺繍の初個展でやってよかったこと・失敗したことまとめ
やってよかったこと
- DM設置・・・時間が短くても、できる限りの場所に設置できたのが良かった。
- DMに連絡先・SNSのアカウントの記載・・・連絡がつきやすいように。
- 作品制作の行程が分かるものを掲示する・・・作品に興味を持ってもらいやすいように。
- 案内の紙をドアに貼る・・・会場に入りやすくする為。
- 季節もの以外の作品も持って行く・・・通年使えるものも必要。
- 紙小物は一つずつ見えるように展示・・・手に持たなくても作品が見やすいように。
- ビニール紐を使って、高さの目印に・・・一つずつ測らなくて良くなるので時短。見栄えもよくなる。
- 作品を飾る時に、上過ぎないように・・・細かい作品は特におすすめ。
- ショーウィンドウに目立つ作品を展示・・・通りかかった方にも興味を持ってもらう為に。
- 全日在廊・・・来てくださった方の反応を知る為に。
失敗したこと
- 什器備品の再確認・・・HPに載っているものが実際にあるか確認するべきだった。
- 軍手忘れた・・・ピクチャーレールなどを触る時にあった方が良いと感じた。
- マステの予備を持って行かなかった・・・重たいものではないので、予備は必要。
- 持って行った材料が多すぎた・・・展示以外の時間をどう過ごすかよく考えるべきだった。
- 英語のプロフィールを事前に作るべきだった・・・展示中に作るのは時間がかかったので、事前に作成できればよかった。
以上です!
初めての個展でしたが、次に活かせるような経験ができたと思っています。次回の個展は・・・数年後かな?笑
また展示できるように頑張ります(*´ω`)
\キャンペーンや紙刺繍に関する情報をお受け取りになりたい方はぜひ/
ご登録いただいた方全員に、動画「便利な紙刺繍の道具5選」をプレゼント!
\SNSで紙刺繍の作品をご覧いただけます/
\初心者の方でもOK!オンラインレッスン詳細・お申し込みはこちら/